同じ会議で前年度事業報告が承認されました。前記の新法人への移行の作業の他に、いくつもの見落とせない成果が上がっています。以下順不同で取り上げます。
①国体剣道種別を男女二種別にする変更案をまとめ、日体協と折衝。
②全日本剣道選手権大会、全日本女子剣道選手権大会における前年度優勝者の次期大会への無条件出場させる慣行を廃止。
③全日本女子剣道選手権大会の開催地を姫路市に変更。
④「剣道を専門にしない体育の教職員」を中心に、中学校武道必修 化に伴う剣道指導者講習会を全国ブロックで実施。
⑤『木刀による剣道基本技稽古法の手引き』を作成、『講習会資料』 にも挿入。
⑥初段合格者は38,000名余で8年連続の減少、一方、六段以上の合格者は2,300名余で前年比800名の増加。
⑦初段の受審資格を従来の中学2年から、「満13歳」に変更。
⑧指導徹底によるものか、各種大会における規格外竹刀大幅減少。
⑨第三期「剣道選抜特別訓練講習会」の54名の講習生が卒業。
⑩社会体育指導員養成事業の上級受講資格切り下げなど制度見直し。
⑪居合道・杖道―順調に事業を実施。
⑫『剣道指導要領英語版』を発行、英語での教士筆記試験実施予定。
⑬全日本剣道選手権大会および全日本女子剣道選手権大会においてドーピング検査を実施。
⑭主要大会をインターネット中継したほか、ホームページの充実を進め、利用者増加。
以上主要な事項を拾いましたが、その他経常的業務も概ね順調に進められました。各担当・関係剣連・事務局に努力頂いたお陰で、表題で取り上げた充実した展開を見た1年であったといえましょう。 決算関係は、審査・登録関係の収入が予算を上回り、他の支出増加を補う順調な結果でした。詳細は8~9頁の記事でご承知ください。
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