寒中各種の講習会が展開していますが、平成7年に始まり順調に実績を固めて来た標記制度の講習に触れます。
例年上級講習会は、年明けの年度末に、東西で行われます。今年の東日本での講習は2月3日(金)から3日間、例年と同じく、勝浦市の日本武道館研修センターで行われました。集まった講習生は62名、関東が主体ですが、東北8名、甲信越4名、遠来の九州から3名の参加がありました。年齢的には72歳を筆頭に60・50歳代が主体で段位は教士七段の方が半数、職業的には、会社員・公務員・自営業という順序でした。
今年の房総海岸は気温が低い中、受講者は実技やテストの忙しい3日間を元気にこなされました。受講の皆さんの熱意に深謝し、また講師の方のご尽力に敬意を表させていただきます。
またこの講習に並行して、資格取得後4年を経た、上級更新講習会が2日の日程で行われ、30名の方が参加されました。
なお、西日本の上級講習は3月9日(金)、上級更新講習は10日(土)から滋賀県大津市の滋賀県立武道館で行われます。
この制度で資格を取られた方の合計は、初級6,501名・中級2,153名・上級446名に上っています。制度が始まって17年、生涯剣道と専門で無い方々を主とした剣道人の指導力向上に厚みを加えており、これは他のスポーツに見られない所と思います。中学校体育の正課に武道が取り入れられた時期に当たり、これらの方々の力が活用されるよう、剣道界として努力が望まれています。
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