平成15年4月1日に、「指導上の留意点」を付記した、新たな解説書が発行されて5年が経過され、杖道の正しい
普及・振興に寄与してきた。
新たな解説書において、誤解を生ずる解釈等の意見が出たため、指導現場での混乱を回避するために、解説書
ならびに指導上の留意点での文言の一部修正を杖道委員会で検討を行い、平成20年6月1日付けを以って第2版
の印刷を行った。
修正における内容の主なものは、次のとおり。
1.「剣道の理念」「剣道修錬の心構え」「剣道指導の心構え」を挿入。
2.「太刀の持ち替え方」の要領を、日本剣道形に準拠し、概ね体の中央で行う、という文言を挿入。
3.仕打交代での要領を、より明確に表現した。
4.気合での発声で、「打」太刀の気合と「仕」杖の気合を明確にした。
5.指導上の留意点に、「物打」を付記し、太刀・杖ともに最も力が有効に作用する部位の説明を行った。
6.杖道審判・審査上の着眼点も、誤解のない表現に一部修正を行った。
以 上 |