
審査会
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杖道八段審査会(東京)
- 開催日:
- 2024年03月08日(金)
- 会場名:
- 江戸川区スポーツセンター
審査会結果
審査員の寸評(実技)
この度、実施された八段審査会において審査員として感じた事を述べさせて頂きます。先ず着装。体に合った剣道着、袴を正しく着ける。腰帯を正しく結び腰の中心で腰板を正しく乗せて背中と密着していること。
袴の裾が長すぎず足の甲が隠れる位、短すぎてくるぶしが全部出ないくらい。
剣道着の胸襟部が乱れず背中が膨らんでいないこと。
次に目付け。相手と向かい合って開始の「礼」から最後の「礼」まで約七分。相手から目を離してはいけません。技の途中は勿論、開始線に戻った時の集中力、気迫こそ修錬の深さが滲み出るものです。
次に足。足裁きを丁寧に正しく修得する事。本能として太刀、杖を持つ上半身、腕に気持ちが偏って力みが目立つものです。
力強い技を演武するためには力強い足裁き、踏み出しが大切です。
次に気合。精魂込めた「切り」「打ち」「突き」が出る裂帛の気合が大切です。
最後に、「素振り」前後左右に体裁きをしながらの「左、右本手」「左、右逆手」を剣道着に汗が滲む位、気合を出して、精魂込めて行って下さい。
自分が合格しないで誰がする。「捲土重来」を期して下さい。
黒郷 源慈
*この記事は、月刊「剣窓」2024年5月号の記事を再掲載しています。
行事概要
- 行事名
- 杖道八段審査会(東京)
- 開催日
- 2024年03月08日(金)
- 会場名
-
江戸川区スポーツセンター
〒134-0088 東京都江戸川区西葛西4-2-20
東京メトロ東西線-西葛西駅下車、徒歩6分/JR新小岩駅南口から都バス「小島経由・西葛西行き」西葛西駅下車、徒歩6分