審査会
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杖道八段審査会（京都）
- 開催日:
- 2021年05月03日（月）
- 会場名:
- 京都市武道センター 補助道場
審査会結果
審査員の寸評（実技）
本年もコロナ禍での厳しい状況のなかでの標記審査会が開催されました。杖道八段審査はこの道最高の段位審査であるため受審者に対する評価は大変厳しいものがあります。全体に亘って感じた所を述べますと八段受審者の資格は七段取得後10年以上の修錬を積んで来られた人達であり平素は指導者として活躍されていると思います。その中で他人（ひと）を指導するだけで己自身を見直す稽古と工夫がなされていないように感じました。審査は『称号・段位審査規則』八段位の付与基準に基づき全てにおいて公平を旨として行われます。その中で合否の間に何が何処に違いがあるか熟考してください。「かたち」は整っていると思いますが一本一本の形の中に礼法、姿勢、構え、気魄、気位、緩急強弱、呼吸、間合、目付、体捌き、手の内、残心等、沢山の要素を取り入れ「中味」を充実させることで形に迫真力があり、形が生きてくると思います。
今後受審される方々には『全日本剣道連盟杖道解説書』を熟読され実践し高い境地（理合、風格、品位）に進むには基本の修錬に重きをおき、ご自身の足りないところを修錬し威風堂々の杖道を求めて心機一転奮起を期待します。
釣賀 敏郎
＊この記事は、月刊「剣窓」2021年6月号の記事を再掲載しています。
行事概要
- 行事名
- 杖道八段審査会（京都）
- 開催日
- 2021年05月03日（月）
- 会場名
-
京都市武道センター 補助道場
〒606-8323 京都府京都市左京区聖護院円頓美町46-2
市バス「熊野神社前」下車、東へ徒歩1分 市バス「京都会館美術館前」下車、北西へ徒歩3分
